

コラム2022年5月25日
美味しいものを味わう、会話を楽しむ、これら私たちの日常生活にとって欠かせない役割をしてくれるのは歯だけではなく、舌も役割をしてくれているのです。舌の役割についてお話しします。
味覚
舌の表面には味覚を感じるセンサー味蕾(みらい)があります。
味蕾は味細胞の集まりで、甘味・苦味・塩味・酸味などを感じることができます。これらの味が複雑に混じり合い、人は美味しさを楽しむことができます。
味蕾は頬の内側や唇にもありますが、大部分が舌にあります。
味蕾の数は乳幼児で約1万個、成人になるにつれて約7500個まで減少すると言われています。
咀嚼と嚥下
食べ物を口に取り込むとき、ます舌で受け取り、温度や食べ物の食感などを瞬時に感じ取ります。その後、咀嚼する時、舌は食べ物を歯と歯の間に運んだり、上手に噛めるように食べ物をささえます。食べ物が少し細かくなると再び集めて歯の上に移動させるのも舌です。のみ込む段階になると食道に向かって食べ物を押しだしています。
咀嚼・嚥下をしやすくするために、食べ物と唾液を混ぜ合わせるのも舌の役割です。
しかし舌の機能が低下すると、食べ物が上手に食べれなくなってしまいます。これが咀嚼・嚥下機能障害です。
次回も舌の役割についてお話しします。
歯科用CT、ZEISE製マイクロスコープ完備
正確な診断、精密治療、わかりやすい説明
市ヶ谷駅からすぐ、四ツ谷駅からもアクセス可能なおざわ歯科医院
関連記事