

コラム2021年10月28日
歯肉炎の原因は、みがき残した歯垢です。歯垢の中の細菌の毒素や酵素が、歯を支える組織を刺激すると、歯肉が炎症を起こしてしまいます。歯肉炎は、歯肉が炎症を起こして、赤くはれたり、出血したりする状態です。
健康な歯肉は、薄いピンク色、ひきしまって弾力がある、出血しない、腫れていない特徴があります。炎症をおこしてる歯肉は、暗赤色、腫れてブヨブヨしている、出血するなどの特徴となります。
歯肉炎の段階なら、歯みがきをきちんと行うことで改善することができます。
しかし、さらに悪化して、歯周ポケットと呼ばれるみぞができたり、歯を支える骨まで溶けたりする「歯周炎」(歯槽膿漏)になると、元に戻すことはできません。歯肉に不調を感じたら、早めにケアすることが大切です。
次回は歯肉炎の予防についてお話しします。
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