コラム2020年7月3日
細菌の塊である歯垢は、不十分なケアにより歯に付着したまま放置されると、唾液に含まれているリン酸やカルシウムが沈着して石のようになります。この歯垢が硬く変化(石灰化)したものが歯石です。
歯石は形成された場所により、大きく「歯肉縁上歯石」「歯肉縁下歯石」に分けられます。
歯面に付着した「歯肉縁上歯石」は白~淡黄色であるのに対し、歯と歯ぐきの間の歯周ポケット内で形成される「歯肉縁下歯石」は、血液成分等も取り込みながら形成されていくため褐色を帯びており、歯肉縁上歯石よりも固く、除去しにくいのが特徴です。
どちらも、歯石は日常の歯みがき(ブラッシング)では取り除くことができないため、歯科医院で取り除いてもらうこと が必要です。
次回は歯石が付きやすい場所などについてお話ししたいと思います。
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