

コラム2020年5月14日
唾液には口や体の健康に関わるさまざまな働きがあります。
例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたり、口の中の汚れを洗い流す働きです。唾液には、軟組織部の動きを滑らかにする潤滑剤の作用があり、こすれて傷を付けるのを防いでくれる役割もあります。
食事をすると口の中は酸性に傾き、歯のミネラル分が溶け出す脱灰(だっかい)という現象が起こります。
唾液はそんなお口の状態を中和し、唾液に含まれるカルシウムなどのミネラル分を補給する再石灰化(さいせっかいか)という現象で、元に戻そうとします。唾液の分泌量が少ないと脱灰の状態が長く続き、最終的にはむし歯になってしまうこともあります。
唾液の分泌量は一般的に加齢に伴って減少する傾向にありますが、ストレスや疲れ、
薬の副作用によっても減少すると言われています。
私たちの体や歯の健康を守る唾液。唾液は健康のかなめです。
毎日のお食事で噛む回数を増やすことで唾液腺が刺激されて唾液の分泌を促すことが出来ます。
よく噛んでお口の中を清潔で健康に保ちましょう。
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