コラム2021年6月22日
イチゴなどの果物や、ほうれん草などの野菜に含まれている、天然の甘味料で、糖アルコールとよばれる炭水化物の一種です。砂糖と同じぐらいの甘さがありますが、虫歯の原因にならないだけでなく、継続的に食べれば悪玉の虫歯菌を減らす作用があります。北欧をはじめとする多くの国で虫歯予防に活用されています。
キシリトールが歯に及ぼす効果はざまざまあります。
・唾液の分泌を促進させ、口臭を予防する
キシリトールを摂ることにより、味覚が反応して唾液の分泌が盛んになります。唾液が細菌を殺菌し、洗い流してくれるので、口臭が軽減されます。
・虫歯の発生・進行を防ぐ
キシリトールは虫歯菌であるミュータンス菌に取り込まれても、酸が産生されません。また、ミュータンス菌に取り込まれたキシリトールは、ミュータンス菌の活動を弱める働きをしてくれます。
・脱灰を防ぎ再石灰化を促進させる
キシリトールとカルシウムが歯の表面に取り込まれると、酸で溶かされて虫歯になりかけた部分を修復してくれます。この働きを歯の再石灰化といいます。
キシリトールを多く含んだガム等は虫歯リスクを増やさないだけでなく、お口の中の悪玉虫歯菌を減らし、虫歯菌を害の少ないタイプに変えることによって虫歯になりにくいお口に変えてくれる、虫歯予防の強い味方です。
お口の健康を守るには、毎日の歯磨きやお口のケアをしっかり行うことが基本です。キシリトールを摂取するだけでは虫歯の予防にはなりませんので、毎日のケアとキシリトール食品を上手組み合わせて使いましょう。
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