コラム2020年8月21日
ドライマウス(口腔乾燥症)とは、口の中の乾燥して唾液が少なくなってしまう状態のことを言います。
特に、夜眠っている間から朝方にかけては、口腔内が乾燥して、ドライマウスがひどくなりやすいです。
唾液量の減少と質の異常をきたす病気で、口の中が乾燥して様々な不快症状を引き起こし、QOL(生活の質)を低下させます。
口腔乾燥症の原因は様々であり、
「糖尿病」「放射線障害」「脳血管障害」「老化」「筋力の低下」「更年期障害」「薬の副作用」「シェーグレン症候群」「ストレス」「口呼吸」などがあり、単独原因で起きることもあれば複合して起きることもあります。
日常的にストレスがあって自律神経が乱れることも口腔乾燥の原因となる。がん治療で唾液腺に放射線が当たるような場合には、唾液腺組織が障害を受けることにより唾液が出にくくなり、口腔乾燥症を生じやすくなります。
また、食生活がやわらかい食べ物中心となり、子ども時代からよくかまないためにドライマウスの低年齢化も進んでいます。唾液はあごや舌の筋肉をしっかり動かすと分泌が促進されます。ところが、あごや舌の筋肉を使わないでいると、唾液がどんどん出ない状態へと、悪循環になってしまいます。
次回はドライマウスの症状についてお話ししたいと思います。
歯科用CT、ZEISE製マイクロスコープ完備で、正確な診断、精密治療、わかりやすい説明
市ヶ谷駅からすぐ、四ツ谷駅からもアクセス可能なおざわ歯科医院
関連記事